IPフラグメンテーション攻撃とは?

IPフラグメンテーション攻撃とは,DoS攻撃の一種です。攻撃者は,フラグメンテーションのメカニズムを悪用して,ネットワークの帯域を埋め尽くそうとします。

IPフラグメンテーション攻撃を理解するためには,IPフラグメンテーションのプロセスを理解しなければなりません。まず,データは小さなパケットに分割され,ネットワークを経由して転送された後,データを再結合するという方法です。

フラグメンテーションはデータ転送に欠かせない技術です。なぜなら,経由するネットワーク機器にはそれぞれ,転送できるデータサイズの上限があるからです。この上限は,Maximum Transmission Unit(MTU)サイズと呼ばれています。もし,データのサイズがこのMTUサイズよりも大きい場合,データは分割して送信されることになります。


すべてのデータにはIPヘッダーが付いており,そのヘッダー内には,このデータを分割して送信してもよいかどうか,という情報が含まれています。もし,フラグメンテーションを禁止するフラグが付いてる場合,そのデータは破棄され,「ICMPデータが大きすぎるため転送できない」というメッセージをサーバーは返します。
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