LLDP (Link Layer Discovery Protocol)とは?

Ciscoのスイッチを設定していると,LLDPの機能が有効になっている場合があります。

では,LLDPとは何のことなのでしょうか。

LLDPとは,Link Layer Discovery Protocolの略で,直訳すると,リンク層の検出プロトコルです。

LLDPを使うと,アクセスデバイスの展開や,エンドポイントマッピングの拡張,トラブルシューティングや管理をシンプルにするのに役立ちます。

LLDPを使う必要性とは?


昨今,大規模なネットワークが構築されることが増えるにつれ,様々な種類のデバイスをインストールしたり,管理したりするのが大変になってきました。

それで,LLDPを使うことによって,以下のようなことが可能になります。

・IP電話やワイヤレスAPなどのアクセスデバイスを自動デプロイできるようになる。
・ネットワークに接続されたデバイスのトラブルシューティングが容易になる。
・ファームウェアの管理を自動化できる。
・ネットワークデバイスがつながっているスイッチポートや場所を特定することができる。
・完全なネットワークトポロジーを作成できる。
・デバイスを検出して,ふさわしいVLANに自動的に所属させたりできる。
・デバイスの電源供給元(PoEなのか外部の電源があるのか)を特定し,電力消費量を見極められる。
・LLDPがサポートされているデバイスのハードウェアやファームウェアのバージョン,シリアル番号,モデル名などの情報を得られる。

LLDPはどのように動作する?


LLDPに対応しているデバイスは,自分のネイバーと定期的にやりとりし,内部データベースであるMIB(Management Information Base)に情報を保持します。

ネットワーク管理ソフトは,SNMPを使ってその情報にアクセスし,ネットワーク上にあるデバイスをインベントリします。LLDPのアドバタイズは,物理的に繋がっている機器の間で直接やり取りされます。

LLDPを使うメリットは?


LLDPはIEEEで規定されている仕様のため,マルチベンダーの環境をサポートします。例えば,LLDPではなくCDP(Cisco Discovery Protocol)といったプロトコルもありますが,単一ベンダーでしか使えません。

スイッチであればCiscoの単一ベンダーという事もあり得ますが,IP電話は別のベンダーから購入したいという事もあるでしょう。そのような場合でも,LLDPを使うなら,ある程度の中央管理システムを構築することが可能です。

また,LLDPを使うと,様々なネットワークデバイスのインストールにかかるコストや時間を軽減することができます。

LLDP-MEDとは?


LLDP-MEDとは,LLDPを拡張したもので,TIA(Telecommunications Industry Association))によって作成されました。

LLDP-MEDを使うなら,スイッチとIP電話間の設定などを自動化し,管理性もよくなるでしょう。

とはいえ,LLDPの技術はかなり長い間使われてきたものの,まだ導入していないという組織も多いのではないでしょうか。ネットワークが大規模化することに伴う自動化というのはこれからの大きな課題ですので,利用しておられないならぜひ検討してみるべきテーマです。


以上,LLDP (Link Layer Discovery Protocol)に関しての説明でした。

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