データセンターのネットワークトポロジを考える上で,ユニファイドI/Oという言葉が出てきます。
簡単に言うと,サーバーのI/Oインターフェースを統合することです。
これまでは物理サーバー1台に対して,ファイバチャネルインターフェースやイーサネットインターフェースなどが複数搭載されており,カードやケーブルのコストが多くかかっていましたが,それらを10Gなどの広帯域インターフェースに統合することで様々なコストを削減しようという考え方です。
言い換えるなら,サーバーからネットワーククラウドまでを一本のケーブルで済ませ,それによってクラウド上のあらゆるサービスにアクセスできるようにするという考え方です。
ユニファイドI/Oのメリットとは
ユニファイドI/Oにすることによって得られるメリットには以下のようなものがあります。
・電源の消費量を抑えることができる ・ケーブル配線を減らすことができる ・新しいサーバーを展開するのが容易になる
データセンター内のネットワークが拡大するにつれて,いかにケーブリングコストを削減するかという事は大きな課題になってきます。
高密度型のブレードサーバーなどが一般的になってきた今では,もはや当たり前の考え方になっているかもしれませんが,ネットワーク技術の進歩の歴史を考えると,今の技術に対する理解も深まりますね。
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