Chrome「このサイトは安全に接続できません」の対処法

Google Chromeを利用して特定のWebサイトにアクセスすると,以下のようなメッセージが現れる場合があります。

Chromeで「このサイトは安全に接続できません」というエラーが出る

このサイトは安全に接続できません。
***から無効な応答が送信されました。

次をお試しください:
・ページを再読み込みする
・この問題の詳細については,こちらをご覧ください。

ERR_SSL_PROTOCOL_ERROR

この場合,SSLに関連したエラーであることは読み取れるのですが,自分自身に原因があるのか,Webサイト側に問題があるのかが分かりません。

ERR_SSL_PROTOCOL_ERRORの原因

最も多い理由として,Webサイト側が,正しいSSL証明書を利用していないという場合があります。

そして,Webブラウザ側のセキュリティ設定により,脆弱性があるSSL 2.0やSSL 3.0の通信をブロックしていることが原因です。

組織内で運用しているクライアントの場合には,グループポリシーによって,SSL 2.0やSSL 3.0の利用を制限しているところも多いでしょう。

「このサイトは安全に接続できません」を回避する方法

とはいっても,ベンダーが提供している機器の管理コンソールなどには,依然として古いSSL通信を使っているものもあります。

そのような場合には,グループポリシーが当たらないクライアントを用意してやる必要があります。

その後,インターネットオプションの詳細設定において,以下のように設定します。

インターネットオプションの詳細設定でSSL 3.0の通信を有効にする

ここでポイントなのが,SSLを有効にしたとしてもTSLをどのように有効にするかによって,挙動が変わってくるというところです。

上図の場合では,SSL 3.0とTLS 1.0/1.1を有効にしつつ,TLS 1.2はオフにしておきます。原因究明に時間を割くほどのことではないですが,これで動くことが多いですので試行錯誤してみてください。

インターネットオプションの設定変更後は,ブラウザを再起動しましょう。

以上,Chromeで「このサイトは安全に接続できません」というエラーが出る場合の対処法でした。

コメント

  1. なかまつ より:

    こんにちは、
    「このサイトは安全に接続できません」を回避する方法として
    SSL 3.0とTLS 1.0/1.1を有効にしつつ,TLS 1.2はオフにしておきます。原因究明に時間を割くほどのことではないですが,これで動くことが多いですので試行錯誤してみてください。
    とありますが、LINEの公式サイトは、ブロックされます。

    • macruby より:

      コメントありがとうございます。
      このあたりの挙動は,相手方のサーバーがどのような使用になっているかに依存しますので,色々と試行錯誤が必要になりそうですね。。
      貴重な情報ありがとうございました。

      • 匿名 より:

        SSL 3.0とTLS 1.0/1.1を有効にしつつ,TLS 1.2はオフにしておきますのSSL 3.0とTLS 1.0/1.1,TLS 1.2とは❔

  2. ピッピ より:

    SSL 3.0とTLS 1.0/1.1を有効にしつつ,TLS 1.2はオフにしておきますのSSL 3.0とTLS 1.0/1.1,TLS 1.2とは❔

  3. たがめ より:

    iPadの場合はどうすればいいのでしょうか

    • macruby より:

      iPad版Chromeですか…あまり選択肢がなさそうですね。
      「このサイトは安全に接続できません」というメッセージが表示されるURLがあれば教えていただけますか?当方のiPadでも確認してみます。

  4. 匿名 より:

    http://www.youtube.com から無効な応答が送信されました。と表示があり、動画類が一切見られなくなりました。

  5. […] => 今すぐ読む […]