VMwareでXPをIDEではなくSCSIでセットアップする方法

VMWare上でXPをセットアップしようとすると、HDDのコントローラーはデフォルトでIDE接続になってしまいます。

なぜなら、WindowsXPはSCSIのコントローラーを持っていないので、VMwareがIDEを選択するようなが設計になっています。

ところがこれでは問題が生じます。というのも、VMwareでは、ハードディスクをIDEで作成した場合、後からハードディスクの容量を追加する事ができないのです。

VMwareでXPを作成しようとすると、作成ウィザードではHDDの容量がデフォルトで8Gとなっており、そのままセットアップすると、XPのSP3にWindowsアップデートをあてただけで8Gの容量がいっぱいになってしまい、再びバーチャルマシンを作成し直さなければならなくなってしまいます。

そのような事態をさけるため、XPのHDDをSCSIでセットアップすることをお勧めします。

XPをSCSIでセットアップする手順は下記の通りです。

まず、バーチャルマシンを作成する際のウィザードで、【SCSI Controller】で【BusLogic Parallel】を選択します。

Advanced Options】で【SCSI(0:0)】を選択します。

上記の設定でバーチャルマシンを作成し、XPのインストールディスクを起動させると、SCSIのドライバーが見つからないので、エラーとともに終了してしまいます。

ですので、XPのインストールディスクの起動時に、【F6】を押下します。

すると、SCSIアダブターをインストールするには、【S】を押すようにと出ますので、【S】キーを押下します。

するとインストールディスクをドライブAに挿入するようにというメッセージが出ますので、データストアからフロッビーイメージを選択します。

/vmimages/floppies/vmscsi.flpという場所にあるフロッピーメディアを挿入します。

VMware SCSI Controllerが選択されていることを確認して、Enterを押下します。

SCSIコントローラーのインストールが完了したので、Enterを押下して続行します。

Enterを押下して、XPのインストールを続行します。

こうして、VMware上でXPをセットアップする際に、SCSIコントローラーをインストールしつつ、IDEではなくSCSIでXPのセットアップを行う事ができました。

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