ESXiのアップデートを行ったり,パッチを当てた際には,VMware Toolsも最新版にアップデートする必要があります。
その際に,VMを一括で選択して,Automatic Updateを行う場合があるかもしれませんが,いくつかのVMにおいて,VMware Toolsの自動アップデートが失敗してしまうことがあります。
下記のエラーがでるかもしれません。
Error Upgrading VMware Tools vix error code = 21009
そのような時には,次の手順を踏むと,VMの再起動を必要とすることなく,VMware Toolsをアップグレードすることができます。
VMware Toolsの自動アップデートが失敗したときの手順
① C:\Windows\Temp 配下に存在する,vmware-SYSTEM というフォルダを,フォルダごと削除する。
Read Onlyになっていると思われるので,権限を奪取して削除する。
② VMware Tools というサービスを再起動する。
③ vCenterから,再度アップデートを試みる。
これで,vCenterからの自動アップデートを行うことができるようになりました。
おそらく,アップデートする際に用いる一時フォルダへのアクセス権などが問題を引き起こしているのかもしれません。
ご参考になれば幸いです。
コメント