※2021/10/21 ランキングを更新しました。
MacやMacBook(MacBook Air)を普段使っておられる方は、Windowsを使うときにも、Macと同じキータッチのキーボードを使いたい場合があると思います。
なぜMacのキーボードを好むユーザーがいるのでしょうか?おそらく、以下のような理由があると感じています。
1.キータッチの軽さ
MacBook(特にMacBook Air)は、キーストロークが非常に浅いです。
*キーストロークとは、キーボードのキーを押した時に、キーが押し込まれる深さのこと。
世代によってわずかに誤差はありますが、基本的に、MacBook(MacBook Airの)キーストロークの深さは、1.5mm前後です。
そして、指の重さを利用して、撫でるようにタイピングすることができるほど、キータッチが軽いです。
一度それに慣れてしまうと、他のキーボードでは、指に大きな負担を感じてしまいます。
2.キーピッチが広い
MacBook(MacBook Air)のキーボードは、キーが独立して配置されているため、ミスタッチが起こりにくいと感じる方も多いです。
キーピッチも19mmと、充分なスペースが確保されています。
キータッチが軽いので、独立したキーなのに、指の移動時に隣のキーの側面にぶつかる感じも全く無く、なでるようなタイピングが可能になっています。
3.タイピング時の音が静か
キータッチが軽いので、タイピング時の音も非常に静かです。
一方、高級キーボードといわれているような数万円するキーボードは、概してタイピング音が大きいです。
例えば、有名ブランドである東プレのリアルフォースを使っていたこともありますが、もともと銀行システムでの用途から発生したキーボードということもあり、確実な打鍵感に価値を感じる方に好まれているでしょう。
しかし、文字を大量に打つ必要があるユーザーの場合、Macのキーボードのような、パンタグラフ構造の軽いキーボードを好む方も少なくありません。
4.腱鞘炎のリスクを軽減できる
高級キーボードのようにキーストロークが深いと、指を曲げる動作も大きくなります。また、キータッチが重いと、力を入れて指を曲げなければなりません。
実は、私たちの指は、以下の図のようになっており、パイプ構造になっている鞘(さや)の中を、腱(けん)が通っており、それが伸縮することで、指を曲げています。
それで、タイピングによって、一日何万回という伸縮を繰り返すと、摩擦によるストレスが生じます。
そのダメージが蓄積して炎症を起こしてしまうと、腱鞘炎と呼ばれるものになってしまいます。
腱鞘炎になってしまうと、指を曲げるたびに痛みが生じ、最悪の場合は、手術治療が必要になります。
Macのキーボードのような、浅く軽いタッチで、撫でるようにして打つことができるキーボードを使うと、ほとんど指を曲げることなくキーを打つことが出来ますので、関節や腱に対するストレスが非常に少なくなることを実感します。
実は私も、キーボードの使い過ぎによる腱鞘炎と診断されてしまい、東プレのキーボードを使うのをやめ、軽いタッチのMacのキーボードのようなものを探し始めたのがきっかけです。
では、Mac純正の外付けキーボードを買えばいいの?
Mac純正の外付けキーボードは、MacBookよりはキーストロークが少し深く、2.5mmほどあります。
それでも浅いほうですし、キーの軽さは申し分ありません。
少しお値段が張りますが、Appleがお好きな方は、純正のキーボードをお勧めいたします。
もう少し安く、それでいてMacBook Airと同じような打鍵感のキーボードがどこかに売っていないか、実際に店頭で多くの商品を触って試してみましたので、ご参考にしていただければ幸いです。
MacBookと同じような打鍵感のキーボードランキング
ちなみに、MacBook Airのキー荷重を計測してみたところ、最大値で55gほどでした。これは、ラバードームを押し下げる構造の瞬間最大値であることを考えると、非常に軽い部類の数字です。
それで、まずパンタグラフキーボードの売れ筋から20ほどに候補を絞り込み、その中から、さらに3つに絞りました。
ランキング形式でお送りしたいと思います。
第3位 iBUFFALO USB接続 有線スタイリッシュキーボード ホワイト BSKBU15WH
キーピッチ19mm、独立キーと、かなりMacBookのキーボードに近いキー配置です。
キーストロークが2.7mmなので、少し深めといったら深めですが、値段が安いことも含めて、3位にランクインしました。
打鍵感は、やや重め(といっても軽い部類ですが)です。国産メーカーなのも安心材料です。
iBUFFALO USB接続 有線スタイリッシュキーボード ホワイト BSKBU15WH
第2位 Anker ウルトラスリム・ミニ Bluetooth 3.0 ワイヤレスキーボード
これが打鍵感としては、かなりMacBookに近い感じになっています。
ただ、USキーボードに抵抗感がない方や、Mac用のキー配列になっていることを不満に感じない方にお勧めです。
Anker ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード iOS/Android/Mac/Windows に対応 ホワイト
第1位 Apple Magic Keyboard – JIS MLA22J/A
そして、堂々の第一位は…,Apple Keyboardです!
Apple Magic Keyboard – 日本語(JIS) – シルバー
・・・。
ここまで読んで、裏切られたと感じる方も多いと思いますが、これが、調査に調査を重ねた真実の結果です。
そうなんです、MacBookと同じキーボードの打鍵感を出せるのは、Apple純正キーボードしかなかったんです。残念ながら。
ですので、Appleの純正キーボードはちょっと高いと思って、サードパーティー製のキーボードを探しておられる方、時間が無駄になるかもしれません。
私はこれで、何店舗も電気屋を回り、数々のキーボードをたたいてきましたが、やはり、Appleの純正キーボード以外では、必ず、どこかで些細なところで不満が生じました。
それで、MacBook(MacBook Air)と同じ打鍵感を求めておられる方には、迷わず、Apple純正の外付けキーボードをお勧めしたいと思います。
一日の間に,最も長時間使っているデバイスはキーボードです。それで,少し値段は張りますが,単位時間あたりのコストで考えるとケチるところではないように私は思います。
この記事が、みなさんのキーボード選びにかかる時間の節約に貢献することを願っております。
以上、MacBook(MacBook Air)と同じ打鍵感のキーボードを探し求めて、歩き回った結果のレポートでした。
Apple Magic Keyboard – 日本語(JIS) – シルバー
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コメント
[…] VPCSB28FJ、ThinkPad X1 Carbon、ThinkPad X1 Carbon(2)、 ThinkPad X250、MacBook Airの4種のPCのキーピッチ・キーストロークを比較。 […]
「USキーボードに抵抗感がある方」に勧めてどうするw
本当ですね,逆でした。。。ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。
拝見しました。
オチにふふっとなったので、コメントさせていただきます。
非常に参考になりました。ありがとうございます。
2位のAnker製品は本当に試されましたか?
打鍵感は固く、音もうるさい。
MacBookのキーボードとは比較になりませんよ
この記事を見て買われた方が可哀想なので、安易なアフィ目的のレビューは避けるべきかと・・・