Microsoft SQL Serverを利用している場合,SQL Server Management Studio(SSMS)はGUIでデータベースを直感的に運用できるため,データベースを操作するコマンドを熟知していなかったとしても,比較的容易に触ることが可能です。
ちょっとしたトラブルシューティングだったり,単にデータベースの構造を把握したいというだけであれば,初心者でもSSMSを操作することができます。
GUIの操作でレコードを編集できるのが便利
特に利用していて気持ちが良いのは,GUIでレコードを編集することができる機能です。
テーブル名を右クリックすると,「Edit Top 200 Rows」という項目が出てきます。日本語版では「上位200行の編集」というメニューです。
通常,データベースのレコードを編集するためには,正しいSQLコマンドを記述し,十分に問題ないことを確かめてから行わなければ大変危険です。
しかし,正しいSQLの構文を調べたりすることには時間がかかるものです。
その点,「上位200行の編集」というGUIの操作であればミスして全レコードを編集してしまったり,誤って削除してしまうことはありません。
上位200行以上を編集したい場合には?
しかし,この機能では,データーベースのレコードが200行以上ある場合に問題となります。
上位200行しか出てきませんので,200行以上あるテーブルの場合には不十分なのです。
では,この上位200行という値を編集することは可能でしょうか。
以下の方法で編集することが可能です。
上位XXX行の値を編集する方法
まずは,SSMSのメニューバーにある,「Tools」から「Options」を開きます。
そして,左側のペインで「SQL Server Object Explorer」を選択すると,上位何件を編集するかを決めるパラメーターが見つかりますので,必要に応じて大きな数字を入れましょう。
これで,テーブルを右クリックしたときに表れる,「上位200行の編集」という数字が,指定した行数に変わっていることを確認できます。
以上,SQL Serverで上位200行以上を編集したい場合の方法でした。
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