データのバックアップや同期を行なう際に,非常に便利なrsyncコマンドというものがあります。
rsyncのsync部分の意味の由来は,恐らくsynchronization(同期)であろうことは,疑い無かったのですが,
rsyncのr部分の意味の由来について,考えたことがありませんでした。
なんとなくですが,re(再び)みたいな意味かなぁと漠然と考えていたのですが,よくよく考えてみると,
rsyncのコマンドには,-rというオプションが別途用意されている訳で,
(これはrecursive(再帰的)の意味)
そう考えると,rsyncのrは,「再び」という意味ではないような気がしてきました。
それで,色々な英語の情報を調べてみると,Remote(遠隔)という意味が最も有力のようでした。
確かに,rsyncは,差分符号化でデータ転送量を最小化し、遠隔地間のファイル同期において非常に優れたパフォーマンスを発揮する,という特徴を考えても,納得です。
という訳で,rsyncコマンドの名前の意味の由来は,Remote Synchronizationということで,ひとまず解決いたしました。
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