SSHを利用する際などに、チャレンジレスポンス認証という言葉がでてきます。
チャレンジレスポンス認証とは、いったい何なのでしょうか?
チャレンジレスポンス認証とは?
簡単に言うと、チャレンジレスポンス認証とは、
通信を盗聴された場合でもパスワードを盗まれないようにするために、パスワードを暗号化するための技術のことです。
具体的にはどんな方法?
チャレンジレスポンス認証では、
1.まず認証サーバーが「チャレンジ」と呼ばれる、毎回変わるランダムな256bitの乱数をクライアントに送信します。
2.クライアントは、そのチャレンジと、送信したいパスワードを使って、「レスポンス」というデータを生成し、MD5やSHA1などで暗号化して、認証サーバーに返します。
3.認証サーバー側でも、先ほど送信した「チャレンジ」と、登録されている正しいパスワードを元に、レスポンスを作成します。
4.クライアントが送信したレスポンスと、認証サーバー側で生成したレスポンスが一致すれば、認証成功です。
こうすることで、万が一、送信されたレスポンスを傍受されたとしても、そこからパスワードを逆算することはできません。
もちろん、チャレンジを傍受しても同じことです。
このようにして、チャレンジレスポンス認証では、ネットワーク上を流れるパスワードの暗号化を実現しています。
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