Hyper-V環境で.AVHDXという拡張子のファイルを見ることがあります。
VHDXファイルと同じディレクトリに存在するので,AVHDXとVHDXに関連性があることはすぐに分かります。
このAVHDXファイルは,VMのチェックポイントを取った後に生成される増分ファイルです。
ですので,時間が経過して変化量が増えるにつれ,AVHDXファイルも肥大化していきます。
時として,この肥大化したAVHDXによってボリュームの使用率が100%になってしまい,Hyper-Vが停止してしまうこともあります。ですので,必要な作業が終わったなら,チェックポイントはすぐに削除するのがベストプラクティスです。
AVHDXのAって何の略?
AVHDXのAとは,Automatic VHDXの略です。
何がAutomaticなのかというと,Hyper-Vが自動で管理しているという意味で,Automaticです。ですのでこのファイルをユーザーが触って操作することはありません。
VHD時代にもAVHDという拡張子で増分ファイルが作られていましたので,VHDXフォーマットにおいても,AVHDXという拡張子になっているというわけです。
ちなみに,VHDはVirtual Hard Diskの略なのですが,Windows Server 2012以降に採用されているVHDXの末尾のXが何の略なのかについては,Microsoftの公式にも明言されていません。
結論ですが,AVHDXという拡張子は,Automatic Virtual Hard Disk Xの略ということでした。
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