リモートデスクトップ接続を試みた際に,以下のようなエラーが出る場合があります。
英語だと,以下のようなエラーメッセージになります。
上記のエラーが出るときの環境としては,リモートデスクトップサーバーをクラスターで組んでいる時に生じることがあります。
イベントビューアでログを見てみる
イベントビューアには,以下のようなエラーログが見つかるかもしれません。
Error: The farm specified for the connection is not present.
RDPクラスターで再起動がかかった場合
この症状が起こる代表的な場面としては,RDPクラスターがメンテナンス等で再起動された時に生じることがあります。
特に,RD Connection BrokerをHigh Availability Modeで組んでいる場合に起こりやすいと感じます。
まず試すことが出来るのは,RD Connection Broker (RDCB)のどのサーバーに接続しても同じ症状かどうかを試してみることができます。通常は,ロードバランサ―で各RDCBにトラフィックを振り分けていると思いますが,各RDCBにIPで接続を試みることができます。
もし,特定のRDCBサーバーに接続した場合には問題なくRDP接続できるようであれば,ロードバランサの設定を変更するなどして,復旧を優先させることができるでしょう。
問題があるRDCBノードを再起動する
接続ができないノードが特定出来たら,あるいはすべてのノードにおいて同じ症状が出ているのであれば,それらを順に再起動してみましょう。
RDCBのマスターノードを変更するという方法も取れるかもしれませんが,あまり良い影響は与えないと思います。治らない可能性が高いです。
それで,RDCBのノード再起動を行ってみることをお勧めします。多くの場合,それで,問題なく接続できるようになると思います。
以上,「このコンピューターはリモートコンピューターに接続できません。RDPファイルに指定されている設定を接続ブローカーで検証できませんでした。」というエラーがでてRDP接続できない場合の対処法でした。
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