エラー「このコンピューターはリモートコンピューターに接続できません」の対処法

リモートデスクトップ接続を試みた際に,以下のようなエラーが出る場合があります。

このコンピューターはリモートコンピューターに接続できません。RDPファイルに指定されている設定を接続ブローカーで検証できませんでした。サポートが必要な場合は,ネットワーク管理者に問い合わせてください。
このコンピューターはリモートコンピューターに接続できません。RDPファイルに指定されている設定を接続ブローカーで検証できませんでした。サポートが必要な場合は,ネットワーク管理者に問い合わせてください。

このコンピューターはリモートコンピューターに接続できません。RDPファイルに指定されている設定を接続ブローカーで検証できませんでした。サポートが必要な場合は,ネットワーク管理者に問い合わせてください。

英語だと,以下のようなエラーメッセージになります。

Your computer can’t connect to the remote computer because the Connection Broker couldn’t validate the settings specified in your RDP file. Contact your network administrator for assistance.
Your computer can't connect to the remote computer because the Connection Broker couldn't validate the settings specified in your RDP file. Contact your network administrator for assistance.

Your computer can’t connect to the remote computer because the Connection Broker couldn’t validate the settings specified in your RDP file. Contact your network administrator for assistance.

 

上記のエラーが出るときの環境としては,リモートデスクトップサーバーをクラスターで組んでいる時に生じることがあります。

イベントビューアでログを見てみる

イベントビューアには,以下のようなエラーログが見つかるかもしれません。

RD Connection Broker failed to process the connection request for user **** Farm name specified in user’s RDP file (hints) could not be found.
Error: The farm specified for the connection is not present.

RDPクラスターで再起動がかかった場合

この症状が起こる代表的な場面としては,RDPクラスターがメンテナンス等で再起動された時に生じることがあります。

特に,RD Connection BrokerをHigh Availability Modeで組んでいる場合に起こりやすいと感じます。

まず試すことが出来るのは,RD Connection Broker (RDCB)のどのサーバーに接続しても同じ症状かどうかを試してみることができます。通常は,ロードバランサ―で各RDCBにトラフィックを振り分けていると思いますが,各RDCBにIPで接続を試みることができます。

もし,特定のRDCBサーバーに接続した場合には問題なくRDP接続できるようであれば,ロードバランサの設定を変更するなどして,復旧を優先させることができるでしょう。

問題があるRDCBノードを再起動する

接続ができないノードが特定出来たら,あるいはすべてのノードにおいて同じ症状が出ているのであれば,それらを順に再起動してみましょう。

RDCBのマスターノードを変更するという方法も取れるかもしれませんが,あまり良い影響は与えないと思います。治らない可能性が高いです。

それで,RDCBのノード再起動を行ってみることをお勧めします。多くの場合,それで,問題なく接続できるようになると思います。

 

以上,「このコンピューターはリモートコンピューターに接続できません。RDPファイルに指定されている設定を接続ブローカーで検証できませんでした。」というエラーがでてRDP接続できない場合の対処法でした。

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