ネットワーク上でファイルを共有するためのストレージ機器としてNASと呼ばれるものがあります。
NAS上ではWindowsやLinuxなどが動いているのですが,NASの電源の切り方が分からないという方は実は多いように思います。
よくある失敗として,NASの電源プラグをそのまま引っこ抜いてしまうということがありえるのですが,それは絶対にやってはいけません。
最悪の場合,HDDに物理的な障害が起こったり,論理的に壊れてしまうこともあり得ます。
基本的に,どのNASでも電源の正しい切り方が必ずあり,たいていの場合,リモートで電源を切ることができるようになっています。
もし電源スイッチが備わっている場合には,Linuxで動いている場合には,3秒以内に2回押したり,Windowsで動いている場合には,電源ボタンを1回押すだけでシャットダウンします。
いずれの場合にも,シャットダウンのためのコマンドが走り,安全に電源が切れるようになっています。
NASの電源をボタンでシャットダウンする場合の注意点
多くの機器では,ボタンを長押ししてしまうと,強制終了のコマンドとなり,電源供給がすぐに絶たれてしまいます。
RAIDが組まれていることも多いNASですから,その場合には,データの整合性が取れなくなってしまう危険があります。
それで,NASの電源を切る必要がある場合には,説明書をよく読み,機器に応じたシャットダウンの方法をとるようになさってください。
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