データセンターの管理をしていると,Twinaxケーブルという言葉を目にすることがあるでしょう。
Twinaxケーブルとは,10GbのイーサネットNICとスイッチを接続するために用いられるケーブルの一種です。
しかし,Twinaxの読み方が分からない方もおられるかもしれません。
Twinaxケーブルの読み方
Twinaxは,ツイナックスと読みます。特許情報などを見ても,ツイナックスケーブルという読み方で登録されています。
では,Twinaxケーブルはどのような場面で使われるのでしょうか?
Twinaxケーブルの使い道
現在,10Gbの伝送を行うための方法は,大きく分けて3つあります。
1.SFP+モジュールで電気信号を光に変換して,光ファイバーで伝送する。 2.RJ45コネクタのままCAT7の10GBASE-Tで伝送する。 3・SFP+モジュールが両端に付いた銅線ケーブルであるTwinaxを使う。
長距離を伝送するためには,どうしても光ファイバーが必要ですが,ケーブル単価が高いというデメリットがあります。
そこで,Twinaxを使うなら10m程度まで10Gbの伝送を行うことができるため,ラック内のサーバーからからToRのスイッチまでなどでよく用いられます。
10Gtek Cisco SFP-H10GB-CU5M 互換対応パッシブ 5m SFP+ダイレクトアタッチケーブル Twinaxケーブル 10ギガビットイーサネット 10Gb/s SFP+銅ケーブル
SFP+と聞くと,「電気信号を光に変換するモジュール」と思われがちですが,SFP+(Small Form-factor Pluggable+)は,コネクターの形状を含むトランシーバーの規格の一つにすぎないので,SFP+を両端とする銅線ケーブルというものが存在するわけです。
以上,Twinaxケーブルの読み方や,使い方に関してのお話でした。
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