Outlookのトラブルシューティングを行っていると,以下のようなパスにRoamCacheというフォルダがあることに気づきます。
C:¥Users¥[ユーザー名]¥AppData¥Local¥Microsoft¥Outlook¥RoamCache
このRoamCacheというフォルダは何のためにあるのでしょうか?
RoamCacheフォルダの中身
RoamCacheフォルダの中には,以下のようなファイル名のキャッシュファイルがあります。
Stream_MRM Stream_Autocomplete Stream_CategoryList Stream_WorkHours Stream_AvailabilityOptions Stream_Calendar Stream_ContactPrefs Stream_ConversationPrefs Stream_RssRule Stream_TCPrefs
これらのファイルは,Outlookのパフォーマンスを向上させるために作成されるキャッシュファイルです。
例えば,Stream_Autocompleteというファイルは,過去に送信したことのあるメールアドレスをキャッシュしているファイルです。
このキャッシュファイルを利用することにより,オートコンプリート機能の高速化が見込めます。
それで,キャッシュファイルがある限り,Exchangeサーバー内のメールボックスにクエリを投げる必要がなくなります。
RoamCacheフォルダを削除してもよいか
結論からいうと,削除しても構いません。
Outlookを再起動すると,このフォルダは再作成されます。
それで,もしキャッシュが関係した不具合が疑われる場合には,このRoamCacheフォルダはサクッと削除しても大丈夫です。
以上,OutlookのRoamCacheフォルダについての情報でした。
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