これまでは問題なくWi-Fiが繋がっていたのに,あるタイミングで,Wi-Fiが頻繁に切れるようになってしまったという症状に悩まされていました。
原因を突き止めることが出来ましたので,方法をまとめておきたいと思います。
使用していたWi-FiアダプターはGW-USValue-EZ
環境としては,Windows 10のデスクトップPCに,Wi-FiのUSBアダプターを挿して使用していました。
デバイスは,PlanexのGW-USValue-EZという子機で,1000円ぐらいで買えるWi-Fiアダプターです。
恐らく,それに類する世代のWi-Fiアダプターは,同じような症状が出る可能性があります。
いつから症状が出るようになったか?
今ひとつ心あたりがなかったのですが,どうやら,Windows Updateがあたった時を境に,Wi-Fiが1分ぐらいで切れてしまうという不具合が生じるようになったようです。
具体的には,Windowsのバージョン1709というものに対して適用された,あるアップデートにより,この問題が発生するようになったと思われます。
どんな症状か?
最初は問題なくWi-Fiに接続されるのですが,1分ぐらい経ったら,インターネットに接続できなくなってしまいます。それ以降は自動で復旧することもなく,切れたままです。
しかし,「問題のトラブルシューティング」をクリックすると,インターネット接続が回復します。
Wi-Fiアダプターがリセットされた旨のメッセージがでて,再び接続できるようになるのですが,また1分ぐらいしたら切断されてしまいます。
試したけどダメだった方法
Wi-Fiアダプターをデバイスマネージャーから確認し,省エネモードをオフにするということも試したのですが,これは効果がありませんでした。
また,電源オプションの詳細設定から,Wi-Fiアダプターを高パフォーマンスに設定するということも行いましたが,これもダメでした。
Wi-Fiが1分で切れる問題はこの方法で解消した
デバイスマネージャーを開き,「非表示のデバイスの表示」をクリックします。
すると,ネットワークアダプターの配下に,「Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapter」というものが確認できるかもしれません。
もしそうであれば,それを右クリックして「デバイスを無効にする」を選択しましょう。
もしかすると,Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterが複数表示されるかもしれませんが,無効にできる限りすべてを無効にします。
これで,再起動してみましょう。そして,Wi-Fiが途切れることなく接続できることを確認します。
Microsoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterとは何か?
簡単に説明すると,自分のPCをホットスポットとして,他のデバイスに対してもインターネットを提供することができる機能です。
それで,現在使っているWi-Fiネットワークを仮想的に分割して他者と共有するイメージになりますので,自分のインターネット接続に色々と問題を引き起こすことは容易に想像できます。
それで,このMicrosoft Wi-Fi Direct Virtual Adapterと,Wi-Fi子機(GW-USValue-EZ)などが干渉してしまい,インターネットから切断されてしまうというカラクリでした。
以上,Windows 10において,Wi-Fiが1分ぐらいすると勝手に切断されてしまう場合の対処法でした。
コメント
情報にウルトラ感謝致します。
私は、GW-USValue-EZを2つ持っていて、どっちを使っても同じ症状だったのでハード故障ではないと思い、
Windows10をクリーンインストールしたのですが同症状に悩まされていました。(余計酷くなった)
ネットで無線LANの切断について調べていると全然ピントの違う解決策ばかりで、
こちらの記事だけが私にとって有能な情報でした。
なるほどアクセスポイント機能か!と。
Win7までと違い、Win10だとメーカー公式サイトにドライバーがないので、
細かい設定画面がないことでアクセスポイント機能に思い至ることもありませんでした。(その機能の存在を忘れてた)
素晴らしい着眼点にシビれます。