ID:917 “Connection to the DPM service has been lost”の対処法

DPMを使用しているときに，コンソールがクラッシュしてしまう場合があります。

例えば，DPMのストレージプールから，使用していないディスクを取り外そうとしたときに，以下のようなメッセージと共に，DPMのコンソールがクラッシュしてしまいます。

Connection to the DPM service has been lost

このような場合に，どのようにディスクやボリュームを，DPMのストレージプールから削除することができるのでしょうか。

PowerShellでボリュームを削除しようとしても，クラッシュする

この症状に陥った場合，PowerShellから強制的にボリュームを削除しようとしても，PowerShellコンソールがクラッシュしてしまい，成功しないと思います。

$volumes = Get-DPMDiskStorage -Volumes
$volumes //ボリューム番号を確認
Remve-DPMDiskStorage - Volume $volumes[0]

また，DPMサーバーを再起動してみても，結果は変わりません。

DPMSync.exeコマンドでデータベースの整合性を回復する

このような場合には，DPMが管理情報をストアしているデータベースに，不整合が生じていることが原因かもしれません。

それで，DPM Management Shellを立ち上げ，以下のコマンドを実行してください。リスクは特にありません。

DPMSync.exe -sync

以下のような結果が出力されれば，データベースの整合性チェックは成功です。

DPMSync.exe -sync
DpmSync 2.0 - DPM database synchronization command-line tool
Copyright (c) 2013 Microsoft Corporation. All rights reserved.

Note: The DPM role configuration of this server will also be rolled back during this operation.

DPM Synchronization completed.
Your tape library status may have changed.
Recommendation: Go to the Library tab in the Management Task Area of the DPM Administration Console and choose the Inventory Library action.

DPMSync.exeコマンドでDPMデータベースを修復する

それから再びDPMのコンソールを立ち上げ，不要なディスクやボリュームを，ストレージプールから削除してみてください。
今度は，DPMコンソールがクラッシュすることなく，削除できると思います。

以上，DPMコンソールが，ID:917 “Connection to the DPM service has been lost”というメッセージと共にクラッシュしてしまう場合の対処法でした。